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JØTUL F 373 ヨツール F 373 “楽しみながら暖がとれる”というコンセプトの薪ストープで、
◎撮影協力:星野リゾート トマム |
ほんの40~50年前まで、かまどでご飯を炊いたり、お風呂を沸かしたり、薪は日本の暮らしに当たり前のようにありました。あの二宮金次郎少年が背負っていたのも薪でした。今、薪が日常に登場する場面は、薪ストーブに不可欠なパートナーとして、です。薪がもたらす炎の暖かさは、身体が覚えているかのように原始の記憶が呼び覚まされ、一度体験すると忘れがたい素晴らしさを感じさせてくれます。薪ストーブで暖房された空間が自然な暖かさを保つのは、「輻射熱」という遠赤外線によって伝わる熱のためです。太陽熱と同様、陽にあたると身体がポカポカするように、遠赤外線による薪ストーブは身体を芯から暖め、床や壁や家具も暖められて熱を発するようになります。一度暖めればすぐに冷めないため、ストーブが消えた後も室内はやわらかな温もりを保ってくれるのです。薪ストーブは空気を熱源としているため、自然に室内の空気を循環させています。 | 薪ストーブは空気を熱源としているため、自然に室内の空気を循環させています。ヨツールの薪ストーブのほとんどにはクリーンバーンシステム(自動二次燃焼システム)という、燃え残った微粒子やガスを約90%燃焼させ、クリーンな排気を実現し、厳しく環境を守るための仕組みが搭載されています。その実現のためには、薪がもっている力を余すことなく熱に変えることが重要で、薪を完全燃焼させることが薪の節約にもなるといいます。命を守ってくれる暖かさの裏には、自然の摂理と環境への深い配慮、感覚的にも人を歓喜させる力があり、心の中まで明るい炎で照らしてくれるようです。薪を集めたり、割ったり、積まれた薪を眺めるだけでも、人は元気で健康になる気がします。薪をきれいに燃やすヨツールのストーブは、いつまでも美しい自然とともに人を暖め、心ものびやかに育んでくれるようです。 |