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絹のようにしなやかな手触りから、野性的でタフな感触まで、皮革はさまざまな表情をたたえてその魅力を伝えています。まとうもの、履くもの、生活道具や家具にと、現代の暮らしの中で私たちはおおいに皮革の恩恵にあずかっています。人と皮革の歴史は約200万年前の旧石器時代にさかのぼり、動物たちは文字通りその身をもって人間の役にたってくれ、人間の側は技と芸術心をもって皮革を扱い、悠久の年月の中で皮革を文化にまで高めてきました。今では人は狩猟をしないでも、のんびり草を食むこうした牛たちから良い皮を提供されています。身体をすっぽり包み込み、くつろぎの境地へと誘うシモンズのリクライニングチェア“フィヨルド”の心地よさは、椅子全体の巧みな構造もさることながら、上質な天然牛皮革の感触がもたらすところも大きいようです。その皮革には表面の加工法によりさまざまなタイプがあり、フィヨルドでは特徴の異なる2種類の皮革が用意されています。「ノルディックライン」は飲み物のシミや直射日光のダメージを避けるため皮革表面にやや厚めのコーティングが施され、傷や摩擦に比較的強く、お手入れが楽なタイプ。「ソフトライン」は表面加工を最小限に抑え、なめらかな手触りを残して仕上げ、革本来のしっとりした風合いを存分に堪能できるタイプ。どちらも美しさや本来の感触を長く保つため、専用のメンテナンスキットでの定期的なお手入れを忘れずに。宝物のような椅子を手に入れたら、適切なケアを施して長く使うことが、私たちに多大な恵みをもたらしてくれる牛たちへの深い愛情と礼儀でもありますね。 |
Fjords®Alfa フィヨルド®アルファ 「ソフトライン」の皮革で仕上げられたアルファは、 |