[JØTUL/ヨツール] http://jotul.co.jp 薪の火の力+鉄の鍋+人の手で、えもいわれぬ美味なビーフシチューが出来上がりました。 文=山岸みすず text by Misuzu Yamagishi 写真=堀裕二 photograph by Yuji Hori |
現代人のライフスタイルは、洗練の度合いを増すほど、原始的になるのかもしれません。犬といい関係を築き、さらりと天然素材の衣服をまとい、ナチュラルでピュアな化粧品を愛し、手紙を書き、すべて手縫いのスーツを着る、例えばそんな暮らしです。骨付き肉を手で食べて、丸ごと焼いた野菜を好み、森で眠り、今、最新トレンドの「歩く旅」をする、そんな暮らしをして時代の最先端をゆく人もいるでしょう。つまり人間の根源に訴え、五感を心地好く刺激するもので満たされている、それが最上の暮らしのひとつといえます。部屋の中で燃えるストーブの火も、野生の感性を呼び覚まし、心をふるわせるもの。そのストーブで料理をするのは、原始的かつ現代的に洗練されたとても贅沢な楽しみです。写真のビーフシチューはシンプルに作れ、ストーブ料理ならではの滋味豊富な味わいに誰もが驚く出来上がりです。その手順は、まずダッチオーブンをストーブに入れて温め、いったん鍋を取り出して牛肉を焼き、野菜を入れ、デミグラスソースと赤ワインを入れて再度ストーブの中へ。スパイスやブーケガルニはお好みの流儀でどうぞ。高い温度で素材にじっくり火が通るため、料理に魔法がかかったように、実に美味しく煮込まれた熱々シチューが出来上がります。そこにあって身体も心もほかほかにしてくれたのは、シンプルで使いやすく、オーロラのような炎も楽しめ、環境にもきれいな薪ストーブ「ヨツール F 500」でした。気の向くままに、焼きイモもピッツァもローストチキンも。ストーブのあるリビングは、美味しさを生む厨房にもなるのです。
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JØTUL F 500 ヨツール F 500 ブラックペイント 使いやすくメンテナンスも簡単なヨツールの薪ストーブ。 |