StyleNorwayWebMagazine 【スタイルノルウェー】

 

[SIMMONS/シモンズ] http://simmons.co.jp

肉体と精神の緊張をほぐしてゆったりくつろぐこと、すなわちリラックス。
くつろぎの二大要素、湯船にリクライニングチェア、
それらが同時にあったなら、もう狂喜乱舞です。

文=山岸みすず text by Misuzu Yamagishi 写真=堀裕二 photograph by Yuji Hori

 

Fjords®Avensis フィヨルド®アヴェンシス

70年近く、常に新しいアイデアに挑戦し続けているフィヨルドの工房。
妥協することのない職人技が光るチェアは、極上のくつろぎを約束する。
写真の明るめのブラウンの他、ブラックも用意されている。
(皮革色 タイガーアイ/木部色 ナチュラル)
SIZE チェア W77 H99 D81–117 SH42cm
フットスツール W50 H40 D48cm
¥228,900(フットスツール付き)

極楽、極楽…と湯船につかって目をやれば、そこには美麗な富士山の姿が。銭湯につきものの、巧みな職人技で描かれたペンキ絵の富士山は、思えば最高にありがたくて贅沢なもの。裸ん坊のまま、思わず手を合わせたり、願いを胸に拝んでみたり、ここは箱根の温泉宿か…と妄想してみたり。社会の鎧を脱ぎ捨てて、身分の差なし、裸の付き合い、庶民のサロン、なんと銭湯とは良きものでしょうか。探せば家の近所にもきっとあり、おしゃれな東京・表参道の真ん中にだって銭湯は今も健在です。もし銭湯に、フィヨルドのリクライニングチェアがあったなら。それがこの違和感なしの桃源郷のような眺めです。湯上りにきれいな身体で身を沈めて、心の充実と心身の調和をはかり、人生の意味や宇宙の本質にまで思いを馳せ、心安らかな境地となって身も心もすがすがしくリフレッシュ。あるいは無の境地となってひたすらボォーとし、創造的な時間を過ごしたいもの。ここに置かれたのは「フィヨルド」というブランドのリクライニングチェア、アヴェンシス。Comfort=快適のCをモチーフに、脚部分がCの文字を描くユニークなデザインで、Cのカーブが適度にしなることでふんわりした座り心地をもたらします。全体にスマートな印象で、色は軽やかな印象の明るい茶色〝タイガーアイ〟。丸みをおびたアームクッションは、指先までリラックスさせる絶妙なラインを描きます。北欧のデザインは和空間にも違和感なく溶け込んで、和魂洋才のくつろぎをもたらします。

取材協力◎子宝湯/江戸東京たてもの園
都内に存在した江戸時代から昭和初期までの文化的価値の高い歴史的建造物を移築し展示している。中に入れる建物が多数あり、当時の様子が身近に感じられる。
東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
TEL.042-388-3300(代表)
最寄駅はJR中央線「武蔵小金井」駅、または西武新宿線「花小金井」駅。最寄駅からはバスをご利用ください。
http://www.tatemonoen.jp
入園料 : 一般 400円/高校生・都外中学生 200円 
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料
4月~9月 9:30〜17:30/10月~3月 9:30〜16:30
※入園は閉園時刻の30分前までとなっています。