[STOKKE／ストッケ]　http://www.stokke.com 0歳から3歳までをどんな風に過ごしたかは、子どもの成長にとって重要です。 まだ幼く自分で決められない時期だから、子どもにとって最適な移動手段を選んで、 親子の絆も深めましょう。 文=山岸みすず text by Misuzu Yamagishi　写真=堀裕二 photograph by Yuji Hori

撮影協力◎Fuglen Tokyo

作家の三島由紀夫は、自分が生まれたばかりの時の光景を覚えているといいます。産湯につかった時、たらいの縁に陽の光が射していた、と。自伝的小説『仮面の告白』に記されているこの有名なエピソードは、真実なのか創作なのか、さすが天才ならではの逸話です。生まれてから最初の記憶は、人それぞれ。覚えてはいなくても、私たちが最初に見たのはきっと親や家族の笑顔で、幸福感の中でこの世に迎えられたことでしょう。0歳から3歳といえば、普通の人にとっては記憶もままならない物ごころつく前の段階で、ちょうどベビーカー（ストローラー）に乗っている時期。ノルウェーのベビー用品ブランド、ストッケでは、0歳から3歳までは子どもの心身の成長にとって重要な時期で、親子がそばにいてお互いに通じ合うことがなにより大切、と考えています。だからストローラーは単なる移動のための道具ではなく、親子をつなぐ大切なコミュニケーションの道具として開発されています。そのストローラーはシートの位置が高く、対面式のスタイルでアイコンタクトすることにより、子どもの成長に必要な安心感が生まれるといった効果をもたらします。ストッケの商品開発にも協力している小児心理学者スザンヌ・ジーダイク博士によれば、背面式に比べ、対面式のベビーカーのほうが親子ともに言葉を発する機会が増え、声をあげて笑いやすく、親子の心の交流の経験が脳の発達に影響を与えているといいます。この春、ストッケから新登場する「ストッケ スクート」はコンパクトで片手で折りたため、カラーバリエーションも豊富。子どもの目線を第一に、心理学者とデザイナーが協力して実現したストッケのストローラーは、子どもの情緒的な発達を支える究極の乗り物、といえるのです。

Stokke™ Scoot　ストッケ™スクート

ストッケならではの快適性はそのままに、
片手で折り畳めるコンパクトなスクートは、4月24日に新発売。
ブラックメラーンジ、ブラウン、レッド、ダークネイビー、
パープル、ベージュ、ライトグリーンの７色が販売される。
重量： 11.8kg　SIZE ： D55 L77 H107cm ￥69,300