「ノルウェーへの旅、ノルウェースタイル」

ノルウェー人は、幸せなことに素晴らしい自然と常に関わりながら暮らしています。そのため、私たちは愛する我が国について話すとき、「ノルウェーは自然を源にしている国」という言い方をします。
ノルウェーの西海岸には、世界的に有名なフィヨルドが広がっています。人を寄せ付けないような地形をみて、こんなところで、どのように暮らしているのだろうかと疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、何世紀もの間、小さな農場や村がこうした地域に点在していましたし、フィヨルドは、遠く離れた人々を結びつける役目も果たしていたのです。ノルウェーを旅する人にとって、その魅力は壮観な風景にとどまりません。自然の力が圧倒しているこうした地域でも、活気に満ちたコミュニティーがずっと繁栄し続けているという事実にも惹き付けられます。
日本と同様、ノルウェーは南北に長く伸びた地形をもち、北部は北極圏内です。夏の間、北の地域では太陽が沈みません。その一方で、冬にはオーロラが暗い空を照らします。人々はこのような地域においても、とても現代的に暮らしています。日本で暮らしているのと全く変わりません。
ノルウェーの都市部に住む人々は、都会的な部分と自然豊かな部分の両方を体験できるので、とても贅沢です。例えば、首都オスロは、都市が提供する快適さや刺激をすべて持ち合わせています。しかし、街を取り囲む丘や森が石を投げれば届くほど近くにあり、満足のいくまで自然を歩き回ったり、冬にはスキーをすることができます。
ノルウェーは、日本人旅行者の感覚を全て満たすことができます。ノルウェー流を本当に体験したかったら、少し長く滞在してみてください。急がず、気楽に、ノルウェーで体験できるさまざまなことを楽しんでください。生き生きとした新鮮な空気を吸って、リラックスし、フレンドリーな地元の人々に話しかけてみてください。ノルウェー人と日本人は、感覚がとってもよく似ていることに驚くでしょう。ノルウェーへ来ると、体と魂の両方が元気になります。ぜひ、本当のノルウェーを感じ、ノルウェー・スタイルを体験してみてはいかがでしょうか。

チェル・エレフセン

スカンジナビア政府観光局
アジア地区最高マーケティング責任者兼日本局長代理