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別荘の持ち主は、普段は東京の都心に暮らすTさんご夫妻。ともにビジネスの最前線で働くカップルです。蓼科に別荘を建てたのは結婚後すぐの14年前。白樺が大きく育ち、バラが咲く300坪の敷地に、旧棟と新棟の二棟が並んでいます。大きな窓が緑の風景を切りとるこの写真の光景は、昨年建てたばかりの新棟のリビング空間。端正で洗練された設計デザインは、話題の建築家、窪田茂氏によるもの。床、壁、天井の異なるテクスチャーが目にも触感にも心地よく、大胆さと繊細さが調和する極上の空間です。高い天井のリビングに置かれたのはストレスレス®チェアのレノ。「一目見て好きになり、迷わず直感的に選びました。見た目に浮遊感があり、座れば身体にフィットし、革の手触りも優雅。なかば眠りながら、ワイン片手にジャズを聴く至福の時間を優しく受け止めてくれる椅子です」。旧棟には本格的キッチンを備えた開放的なリビングがあり、料理上手の女主人が夏はビストロ料理、冬は鍋料理で多くの客を迎えています。「旧棟は多くの人と楽しむパブリック空間。新棟は、夫婦だけの時間を楽しむプライベートエリア」。棟を明確に使い分けることで、別荘滞在をいっそう豊かにしています。「四季を通して最低でも月に一度は来て夏は長く滞在します。夫婦だけの時は無心に庭の手入れをしたり、夫は薪を割ったりゴルフをしたり。互いに好きに過ごし、私は昼間からシャンパンを開け、冬は長くバスタブに浸っています。旅も好きだけれど、どんなにリッチなリゾートも一時的なもの。ここにあるすべてが私の美意識や価値観で選んだ自分のものである別荘は、心からの安らぎや満足感を与えてくれます」。完璧で理想的な別荘暮らしを送る主人の愛情を受けて、遠く旅をしてきた壁面に掲げられたバリ島の画家の絵画も、ノルウェー生まれの椅子も、ここでひとつの調和を奏でています。
Stressless®Reno ストレスレス®レノ ストレスレス®チェアは、体を支える内部構造や
取材協力◎窪田建築都市研究所 http://www.ka-a.co.jp |