エメラルド色の雑木林を背景に、琥珀色の溜め池に釣り糸を垂らしているのは、Mr.スタイルノルウェーこと中村孝則氏。釣りの中でも渋い魅力のヘラブナ釣りの最中です。ここは知る人ぞ知る横浜の奥地、とはいえ都心からすぐ近くにありながら、郷愁を誘う田園地帯の広がる、自然の溜め池を利用したヘラブナ釣り場。熟練の釣り紳士たちにまじって、ひとりシャンパンをかたわらにパーソナルチェアで釣りをする光景もしっくりくる、牧歌的な空間です。季節ごとの自然の摂理に身をおき、五感を鋭敏に、水をよみ、光をはかり、魚の気持ちに想いを馳せる釣り人は、水辺の瞑想人にも見えます。「釣りは最高の遊び。ヘラブナは姿もきれいだしね」と軽快に語る中村氏は、釣っては自分のものにし、放っては自由にさせ、また釣っては…の、”恋の狩人”の心境なのかもしれません。釣りを趣味とし世界各地で釣りながら、ヘラブナ釣りは今回が初めてというにもかかわらず、釣果はすばらしく、つぎつぎと釣り上げているのでした。それはきっと、シンプル&コンパクトで軽やかなイメージの「フィヨルド ウノ」に座ってくつろいでいるせいでもあるのでしょう。ウイスキー片手に家にこもって釣りの話にふけったり、愛用の釣り具を撫でている男を、”アームチェア・フィッシャーマン”と呼ぶそうです。室内にいながら、遥かに森や水辺に心を遊ばせる人に、ノルウェーの自然の息吹と知恵を形にしたフィヨルドの椅子はまさにふさわしいのです。
取材協力◎ヘラブナ 熊の池 |
Fjords®Uno フィヨルド®ウノ ベッドメーカーのシモンズが選んだリクライニングチェア。 |